「この地域でマンションを買いたい人がいます」というチラシ・広告は本当?

マンションに限らず、戸建住宅などに住んでいると・・・「この地域でマンションを買いたい人がいます」「売却物件至急求む」「マンションを買いたい人がいます」「あなたのマンションをほしい人がいます」「このマンションを買いたい方がいます」「近所で物件を探している方がいます」などというチラシがいつもポストに入っています。

時にはチラシだけではなく、新聞の折込だったり、ダイレクトメールなどのような形で「マンションを売ってください」「物件を探しています」という内容を目にします。

そのようなチラシや広告というのは、本当なのでしょうか?

「投げ込みチラシ」「求む広告」とは?

あなたの家やマンションのポストによく入っている、このような「この地域で物件求む」「マンション至急求む」などようなチラシを「投げ込みチラシ」「求むチラシ」といいます。

その大体の場合、地域周辺よりも高い金額を表示していることが多いはずです。

それは人目を、そしてあなたの目を引くように掲載がされているわけで、その価格で販売をするわけではありません。

いかにもあなたのマンションを相場よりも高い価格で買い取るような形で書かれています。またその近くにあなたのマンションを高い価格でも買いたいと思っている人がいるように思います。

「売却マンション急募!予算は○千万円!」などと書かれていれば、ちょっと心惹かれるのもわかるというものです。

しかし、ほとんどの場合、過去データーの掲載だけで、実際に買い手が溢れているわけではありません。

「投げ込みチラシ」「求む広告」の目的は何だ?

それでは、なぜわざわざ、このような人目を引くような、「投げ込みチラシ」「求む広告」が投げられているのでしょう。新聞などに織り込まれているのか?ポストに入れられているのか?

このチラシを見て、あなたがその業者に問い合わせたとします。実際には買い手はいないのですが、前述のように過去にはいたわけです。

どのように業者は答えるかというと「そのお客様は他のマンションに決まってしまいました。(3年前にね)」と言われます。

それは突き詰めるとどういうことかといえば、あなたというマンションを売りたい売り主をゲットできるわけです。売却を考えている売り主情報や問い合わせを集めたいという明確な目的が、その広告にはあるのです。

「○○駅から5分圏内マンションを4,000万円購入希望」「3LDK50平米以上のマンションを3,500万円希望のお客様がいます」・・・このような具体的な買主の希望が書かれている場合でもそのような買主はいません。(過去にはいたというだけ)

言い方は悪いですが、売却を考えている売り主のあぶり出しをするための広告ということです。

頭にとめておいてもらいたいのは、基本的にチラシに乗っている買主は一切いないと思って間違いありません。

大手の不動産会社でもこのようなチラシを配布している

このような「投げ込みチラシ」「求む広告」は一般的に地元や小さな不動産会社がやっているようなイメージがあります。

しかし、気をつけてもらいたいのは、このようなチラシは地元の小さい不動産業者より、むしろ大手の不動産会社ほとおこなっているという事実があります。

前述のように詳細な買主の情報を掲載した「投げ込みチラシ」「求む広告」。それを見たあなたが自分の思っているマンション売却と、いきなり合致する。

さらにその広告を配布しているのが大手の不動産会社だったら・・・どうします??

電話しちゃいそうではないですか?FAX流しちゃいそうではないですか?

このようなチラシは大手不動産会社にとっては「売りマンション」「売り物件」を収集するためのものです。大手ですから、たくさんの店舗があり、自分のところのエリアにチラシをばら撒き売り物件を集めるのです。

以上より、このような「投げ込みチラシ」「求む広告」には、連絡をしないとうことが、まずは一番ということになります。モノゴトうまい話はありません。

それでもそのチラシに興味がある場合

マンションの売却を考えている人が、そのような自分の売却額に合致した文字が踊っているチラシを見たら、連絡したくなるのは当然です。

向こうはマンションや物件を扱うプロです。

そのプロを相手に、向こうの戦術にハマるのは絶対に不利ということを、まずは念頭に置きましょう。

しかし、それでもかなり売却を考えていて、そのチラシ内容に興味がある場合・・・湧き上がる衝動を抑えられない場合もあるでしょう。

その場合はどうすればいいか。

まずはいきなり、下準備を無しに電話や連絡をしないということです。相手が大手の信頼できそうな業者でも。

そして連絡をする場合は、チラシのことに関しては一切口にしないことです。チラシを見た・・・などと口にすれば、相手の思うつぼです。

さらに自身のマンションの査定額を言うものをあらかじめ、きちんと把握しておくことは必要となります。それがなければ、丸腰と言っていいでしょう。

しっかりとした下準備と情報をそろえてから業者には当たって欲しいと思います。